<第341回定例県議会が開会・井戸知事提案説明>
全てがバランスした「すこやか兵庫」めざす
兵庫ジャーナル 2018.07.24wrote

 第341回定例県議会が9月25日に開会、議案45件が上程された。平成29年度決算案に加え、防災・減災対策を中心とした9月補正予算案、行財政構造改革の終了に伴う来年度から10年間の行財政運営方針及び新行革条例案、兵庫2030年の展望の策定など今後の指針となる重要案件が審議される。提案説明に立った井戸知事は「めざすは『すこやか兵庫』。物だけでなく心も豊かな生活の実現、子どもから高齢者まで安心して暮らせる地域の構築、個性と強みを活かし合い、ともに栄える五国の形成など、全てがバランスした兵庫の実現をめざす」と県政150周年を機に新たなステージを迎えた兵庫づくりへの決意を表明した。
 9月補正予算案は一般会計321億9、100万円、特別会計等を加えた総額で336億2、600万円にのぼる。
 大阪府北部地震を踏まえた民間施設や県有施設のブロック塀等の撤去など安全対策、豪雨、台風による被害を踏まえた復旧復興対策や高潮対策の検討、あわせて地域創生のさらなる推進など、緊急に措置すべき事業を盛り込んだ。
 提案説明で井戸知事は、今回の一連の自然災害について「県内各地で進めてきた土砂災害対策、河川の改修が多くの箇所で被害を防止、軽減するなどの効果も見られた。一方、老朽化したブロック塀等の危険性、高潮への対策などの課題が顕在化した」との認識を示した。
 その上で、災害の影響を受けた観光業、被災農業者、漁業者などへの支援に加えて、第3次山地防災・土砂災害対策計画などの前倒し実施を表明した。
 また、県政150周年記念事業について、「県民連携事業は1月の事業開始から8月末までに955件を採択した。県民の熱意や動きが予想以上に広がっている」と評価。「今年度を通じて事業展開が図られるよう予算を増額する」と理解を求めた。
 地域創生については20代30代女性の転出増加対策として、女子学生を対象に県内企業への就職促進に向けた取り組みを強化することを報告した。
 さらに、来年1月からの実施をめざし、本県出身者やゆかりのある首都圏在住者らを対象に、兵庫を第2の住所として登録して県外県民となることができる制度を創設する方針を述べ、「ふるさととの絆を深めたい」と交流拡大、移住促進に期待した。