<県・神戸市協働シンボル新長田合同庁舎が起工>
賑わい創出、西神戸の拠点に
兵庫ジャーナル 2017.10.03wrote

 「県市協働」「長田振興」のシンボルプロジェクト、県と神戸市の新長田合同庁舎の起工式が3日、同市長田区二葉町の建設地で行われた。県税・市税関係部門などが共同入居し、阪神・淡路大震災の残された課題の一つ新長田駅南地区の活性化と、西神戸の拠点として県民・市民サービスの向上を図る。
 同地区では震災から20年以上が経過し、公共施設、住宅等のインフラ整備は進んだが、昼間人口の回復は進まず、まちの賑わいは戻っていない。
 これまでにも様々な活性化事業を実施してきたが、「強引にでも人を集める」(井戸知事)ため、県市行政機関の共同移転を井戸知事と久元市長が一昨年の9月に発表、その後、準備を進め工事着工の運びとなった。来庁者による新たな人の流れ、職員の朝晩の移動により、賑わいの創出につなげる。
 庁舎は地上9階建。新長田駅から南へ徒歩約10分、市営地下鉄海岸線・駒ヶ林駅から北へ徒歩約2分の距離。1階には生涯学習の場などを提供している県立神戸生活創造センターが神戸駅前から移転。2階から5階は神戸市の本庁税務部門の一部と各区市税事務所、6階は県税事務所が入居する。
 7階には神戸県民センターの県民交流室に加え、県住宅供給公社の神戸事務所が入り、8階には神戸すまいまちづくり公社が入居することから、神戸市内の住宅についての相談などが一元的に対応できる。
 平成31年7月に供用を開始し、順次、関係機関が移転する。これにより県職員約300人、市職員約750人、計1050人が勤務し、来庁者数は年間約30万人、1日あたり千人弱と見込まれる。
 起工式には関係者ら約200人が出席。井戸知事は「新長田 県市協働のまちづくり シンボルビルの建設スタート」との歌を披露し、久元市長は「職員には長田の応援隊のつもりで、地域の人たちと一緒に活力を高めてもらいたい」と呼びかけた。
 地元、久二塚震災復興まちづくり協議会の稲岡貞治会長は「訪れてよかったと思ってもらえる街を若い人たちとともにつくる」と決意を語った。