<「こうべ県政ミーティング」開く>
知事と自治会が意見交換

2021.11.20

斎藤知事が「躍動する兵庫」をテーマに講演した

 知事と神戸市民が意見交換する「こうべ県政ミーティング」が5日、県公館で開かれ、市内9地区すべての自治会連絡協議会から会長ら約30人が出席し、斎藤知事と語り合った。「躍動する兵庫」をテーマに知事が講演し、県民みどり税の使途や新湊川の高潮対策などで自治会から要望が出された。主催は神戸県民センター。
 知事は講演で、①開放性を高める②誰も取り残さない③県民ボトムアップ型の県政を進める―と基本姿勢を説明した。
 コロナ対策では「一気に解決する魔法はない。現場を円滑に動かすことが大事」と医療体制を整える重要性を指摘。「第6波に備えつつ、コロナからの創造的復興を果たす」と目標と決意を示した。
 質疑では、フレッシュな新知事に期待を寄せる声も。「補助金を充実して若い夫婦の受け入れを促進しては」の問いに、「大きな財源が必要で慎重に対応すべき。若い人が働ける場をつくり、新しいビジネスの挑戦を応援する仕組みを築いて、ワクワクする神戸をめざしたい」と活性化への考え方を披露した。
 自治会の要望は、「県民みどり税を使って住宅地の緑を再生」「新湊川の護岸かさ上げ早期着手」など6項目。次回は12月で市婦人団体協議会らと意見交換する。