<自民県連大会・谷会長、藤原幹事長を再新任>
参院選へ加田県議が決意表明

2018.07.21

参院選兵庫区で公認候補となった加田裕之県議が議席死守へ決意を表明した

 自民党兵庫県連は、21日午後、神戸市内で第65回県連大会を開き、約6百人が出席、来年の統一地方選及び参院選勝利に向けた体制づくりなどを盛り込んだ活動方針を承認した。また、役員改選を行い、県連会長に谷公一衆院議員を再任、幹事長に藤原昭一、選対委員長に石川憲幸の両県議らを新任した。
 中では、前日、参院選兵庫選挙区の公認候補となった加田裕之県議が、「大震災をきっかけに政治の道に入り、復興に取り組んできた。次世代のために誇れる兵庫、日本を構築したい」と決意表明した。
 冒頭、谷会長は「働き方改革、IR法など重要法案が通ったが、野党は土俵にも上らなかった。信頼を取り戻すために政府にも言うべきことを言う」と姿勢を強調、参院選候補の推薦経緯を説明し、「厳しい戦いになる。統一選と共に団結して勝ち抜こう」と結束を促した。
 続いて、井戸知事、久元神戸市長らが「県議選・参院選で勝利を」、「強靭な国土を創るためさらなる飛躍を」、「期待する国民の思いに応えて」と祝辞を述べた。
 また、渡海紀三朗衆院議員が出席国会議員を代表して「支持は、野党がばらばらなための消極支持。しっかりしないと統一選、参院選の勝利は難しい」と檄を飛ばした。
 今期限りの勇退を表明している鴻池祥肇参院議員が、「加田県議には必ず議席を守って」と激励した。
 活動方針では、120万党員獲得運動に関連して、所属国会、県会、神戸市会議員が先頭に立って入党運動を展開することを求めた。
 さらに、県議選に向けて奥谷謙一県議、神戸市議選へ河南忠一神戸市議が、出席議員を代表して一丸勝利を誓った。
 閉会後の記者会見で、谷会長は「衆院3回、参院2回と連勝しているが、勝ち続けるのは難しい」と楽観を戒め、「参院選はこれまでより楽になる要素はない」と厳しさを強調した。
 加田県議は「議席死守の責任を感じている。知名度を上げる必要がある」と活動展開を誓った。
 既述以外の主な役員は次の通り(敬称略)。
 副会長=大串正樹、藤井比早之(以上衆院議員)、山本敏信(県議)、安井俊彦(神戸市議)▽総務会長=平野昌司(神戸市義)▽政務調査会長=藤田孝夫▽組織委員長=北川泰寿▽広報委員長=小西隆紀▽財務委員長=原テツアキ(以上県議)▽党紀委員長=守屋隆司(神戸市議)▽地方行政対策委員長=長岡壯壽▽青年局長=谷口俊介▽女性局長=北浜みどり(以上県議)。